シジミの砂抜き方法
・塩水で砂出しを行いましょう!
シジミは料理の前に必ず砂抜きを行いますが、家庭でも旅館や料理屋でも砂抜きに水道水(真水)を使用しています。
また料理のテキストにも真水で砂抜きを行うように書いてあります。しかし真水につけられたシジミはせっかくの「うま味」を失ってしまうのです。
そこで、水道水のたれ流しはやめて、1リットルの水道水に約10g程度の食塩を入れた塩水を使用して砂出しを行って下さい。
シジミを美味しく食べたいと思う人は水道水での砂抜きを止めて食塩を加えた水で砂抜きを行いましょう。
・広いザルなどを使用しましょう!
塩水での砂抜きは、止水状態で行ってください。
その際、酸素欠乏とシジミの排出物やアンモニアなどによる水質の悪化に充分気を付けましょう。
シジミをザルなど網目状の物に入れた後、シジミの殻の一部が水面すれすれになるようにすると、シジミは大気中から酸素を取り込むことができて酸素欠乏になりにくくなります。
また、そのザルを容器の底から離した状態にすることで排出したものを再び取り込むことも無く、底に溜まった排出物による水質の悪化が軽減されます。
しじみの保存方法
・空中放置・冷凍で「うま味」が増す
ほとんどの食品は新鮮なものほど美味しくて、冷凍すると味が落ちるものですが「うま味」成分の分析結果から、空中放置や冷凍することによって「うま味」は決して落ちることなく、むしろ「うま味」が増すことがわかりました。
冷蔵庫の中に水なしで乾かないように保存すると非常に美味しく食べることができます。
また長期間であれば冷凍することをおすすめします。冷凍しても決して味は落ちません。
シジミを前述した方法で砂だしした後、1回に使用する量だけを小分けしてビニール袋に入れ、乾燥しないように輪ゴムなどで密封します。
一度試してみてください。とっても美味しくて便利です。